- ステージ4
- 自由診療
- 分子標的照射
- 免疫療法を併用
- 寛解を目的
精度の高い機器とベテラン医師による積極がん治療
末期のがんでも積極的に放射線治療を行っているクリニックです。経験豊富なベテラン医師が在籍し、局所制御率は80%を誇ります。治療に使われるトモセラピーは複数のがん病巣を同時治療でき、精度の高い集中照射が可能なので患者への負担が少なくて済みます。
各ステージに応じた最適ながんの放射線治療を徹底研究!
ここでは脳腫瘍の特長や症状について説明。またステージ1~ステージ4まで放射線による治療はどのように行われるのかを解説しています。
脳腫瘍とは頭蓋骨の中にできる腫瘍のことを言います。
脳や脳の周囲の組織自体から生じる原発性脳腫瘍と、他の臓器から血液の流れによって脳に転移してきた転移性脳腫瘍の2つに分けることができます。
原発性脳腫瘍は、悪性度によってグレード1からグレード4の4段階に分類されます。グレード1は良性腫瘍と呼ばれるものがほとんどで、髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫が代表的な脳腫瘍となります。これらについては、手術で組織を摘出することで治療することができます。全て摘出することができれば再発することはほとんどありませんが、わずかに残った組織から再発してしまうこともまれにあります。
グレードが2から4に分類されるものは悪性の脳腫瘍と呼ばれます。このケースでは、手足の運動機能や言語機能を温存する方向で外科手術を行います。手術で可能なかぎりの腫瘍を摘出できたら、化学療法や放射線治療で治療を進めていきます。
参考:
『脳腫瘍』国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html
脳腫瘍は、腫瘍のできた部位によって症状がさまざまです。頭痛や吐き気、箸や茶碗が持てないほどに手足が麻痺する、しびれを感じ感覚がおかしくなる、言葉が上手く話せなくなる、酔っ払ったようにふらつく、けいれんの発作が起きるなどの症状が現れたら早めに医療機関に相談しましょう。
また、下記のテストで異常の有無を発見することができます。目を閉じながらテストすることで、より結果がわかりやすくなります。
参考:
『脳腫瘍の診断』国立がん研究センター中央病院
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/neurosurgery/020/index.html
脳腫瘍の発生率は1年に10万人中約3.5人で5年生存率は75%を超えていますが、ポイントはやはり早期発見と迅速な治療です。
脳腫瘍に対する放射線治療法は、「全中枢神経系照射」「全脳照射」「全脳室照射」「拡大局所照射・局所照射」「定位放射線照射」が主なものになります。
脳脊髄液を介して転移しやすい、上衣芽腫、悪性度の高い頭蓋内胚細胞腫瘍、髄芽腫などの腫瘍に行う放射線治療です。脳や脊髄、その周囲の脳脊髄液に対して照射します。
脳内で多発してしまう腫瘍や範囲が広がってしまった腫瘍に行う放射線治療です。転移性脳腫瘍や脳原発悪性リンパ腫の治療に用います。
ジャーミノーマや胚細胞腫と呼ばれる、頭蓋内胚細胞腫瘍の胚腫に対して行う放射線治療です。化学療法と併用して用いられます。胚種の進展範囲の状況次第では、全脳室照射ではなく、全脳照射や全中枢神経系照射で治療をすすめるケースもあります。
グレード2~4の悪性神経膠腫、グレード2や3の上衣腫、グレード2や3の髄膜腫など悪性の原発性脳腫瘍の多くで用いられる放射線治療です。周囲に広がる性質が強い腫瘍に対しては拡大局所照射。広がりが弱い性質の腫瘍には局所照射で対応します。
頭蓋咽頭腫、聴神経腫瘍、下垂体腫瘍、転移性脳腫瘍などに適応される放射線治療です。腫瘍を狙い撃ちする照射法なので、正常組織に与える影響を減らすことができます。そのため、小さい腫瘍に対する治療となります。
治療に要する期間は、局所照射で6週間ほど、全脳照射は2週間から3週間ほどになります。1回の治療にかかる時間は15分ほどです。
参考:
『放射線治療』国立がん研究センター中央病院
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/neurosurgery/020/index.html
『脳腫瘍の放射線治療』東京女子医科大学 放射線腫瘍学講座
http://twmu-rad.info/treatment.html?id=6
副作用については、脱毛や放射線皮膚炎が起きてしまいます。皮膚炎の延長による疾患として、外耳道炎、中耳炎に罹ることもあります。皮膚炎や外耳道炎、中耳炎は、放射線治療終了後に塗り薬や点耳薬を処方することで改善させることができます。その他の治療中に起こる副作用としては、頭痛、めまい、悪心や嘔吐、全身の倦怠感がありますが、これらは個人差によるもので、必ずしも起きる症状ではありません。
また後遺症の可能性があることも覚えておかなくてはいけないでしょう。治療法の進歩により、起こる可能性は数%以下であるものの、放射線脳壊死、顔面神経障害、視覚障害、聴力障害などの神経障害、水頭症、ホルモンの分泌低下といった後遺症の心配はあります。
参考:
『脳腫瘍の放射線治療』東京女子医科大学 放射線腫瘍学講座
http://twmu-rad.info/treatment.html?id=6
治療には外科療法、放射線治療、抗がん剤による化学療法が適用されますが、ここではステージごとの脳腫瘍の放射線治療についてご紹介します。
腫瘍の成長速度が非常に早く、頭痛や吐き気だけでなく腫瘍の影響で視力の低下や、手足がしびれるといった症状も出やすくなります。
手術による切除が不可能となり、放射線治療や抗がん剤治療が併用されます。
このステージになると悪性度が非常に高く、腫瘍の種類や場所によっても異なりますが、早い場合は1年以内で死亡することがあります。
病院によっては完治の見込みがないとして、緩和治療へ移行するところもあります。
末期の脳腫瘍でもトモセラピーなど最新の放射線治療機器で治療を行ってくれるところもありますので病院選びが重要なポイントです。
精度の高い機器とベテラン医師による積極がん治療
末期のがんでも積極的に放射線治療を行っているクリニックです。経験豊富なベテラン医師が在籍し、局所制御率は80%を誇ります。治療に使われるトモセラピーは複数のがん病巣を同時治療でき、精度の高い集中照射が可能なので患者への負担が少なくて済みます。
このステージでは正常細胞と異なる細胞構造をしており悪性の腫瘍になります。
成長の速度が速く、周辺組織にも広がります。
外科手術で完全に取り除くことは難しいため放射線療法や化学療法を併用することになります。
ガンマナイフは悪性脳腫瘍に対して有効とされていますが、このステージでの生存期間は10年未満と言われています。
各科連携と最新機器導入で高度な医療サービスを提供
がん・感染症の治療を行う専門医療機関として高度な医療サービスを提供。最新型のリニアックを複数台導入して精度の高い放射線治療を行います。一方で総合病院という側面もあり各診療科が横断的・有機的に連携して、患者にとって最善の治療方法を提案します。
ステージ1は軽度の状態で腫瘍の成長速度はゆっくりしています。
正常な細胞と似た構造をしていて摘出手術を行えば、生存率はかなり高くなります。
ステージ2も腫瘍の成長速度はゆっくりですが、周辺組織に広がってしまうと手術が困難になり、放射線治療や化学療法が用いられます。
先端的な医療サービスを提供する日本のがん研究・治療の拠点
日本のがん研究・治療の拠点として先端的な医療サービスを提供し、過去3年間の診療数は5万件を超える実績があります。最先端の放射線治療機器が導入され、放射線治療と外科手術や薬物療法との併用により治療効果を高め副作用を軽減する工夫を行っています。