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副作用や後遺症はある?放射線治療のリスク

ここでは一般的な放射線治療の副作用と後遺症について説明。利用機器の特性によるリスクの違いについても解説しています。

放射線治療の副作用の症状とは

放射線治療で起こる副作用は正常細胞への照射によって発生し、そのほとんどは照射された部位に起こります。

抗がん剤治療の場合は血液で巡るため全身にダメージを与えますが、放射線治療の場合は基本的にピンポイントで副作用が起きるという点が特徴と言えます。

副作用には治療後すぐに起こる急性放射線障害と半年以上経ってから出現する晩発性放射線障害があります。それぞれどのような症状があるのかを紹介しましょう。

急性放射線障害

治療中から治療後短期間に現れる副作用です。一過性のもので治療後2~3週間で落ち着くのでそれほど心配することはありません。

・疲労感・だるさ
疲れやすい、気力が出ないといった症状です。無理に動こうとはせずに身体を休めることが重要です。
・食欲減退
内蔵などに直接放射線が当たる影響だけでなく、治療のストレスから来る食欲不振も考えられます。
・皮膚の変化
照射した部位が赤くなったり、かゆみが出たりします。あまり症状がひどい場合は医師に相談が必要です。
・めまいや吐き気
主に頭部照射に関わる副作用で、脱毛したり頭痛、耳痛、嘔吐といった症状が出ることもあります。
・胸やけ・飲食時の痛み
食道照射により胸やけを起こしたり飲食の際に痛みを感じることがあります。刺激物は避けましょう。
・下痢・腹痛
腸の粘膜に影響を与えると腹痛や下痢などが起きることがあります。脱水に注意して脂っこいものや冷たいものは避けましょう。
・口内炎・口の渇き
口やノドへの照射により味覚異常や口が乾くことがあります。口内炎で口の中が痛い場合も清潔に保ち感染症を予防するように注意します。

晩発性放射線障害

治療後半年以上経ってから起きる副作用です。

症状として、

  • 口の渇き
  • 味覚変化
  • 足のむくみ
  • 腎機能の低下
  • 乳腺の萎縮
  • 呼吸困難
  • 食道通過障害

などがあります。症状だけ並べると怖いイメージがあるかもしれませんが確率的には数%と低く生命に関わる重篤な例に発展することはほとんどありません。

技術の進歩により副作用の危険度は低下

放射線治療の副作用は冒頭でも説明したとおり正常な細胞への照射が原因で起こります。

局所療法のため元々全身に与える影響は他の治療法に比べて少ないのですが、最近では技術の進歩によりさらに副作用が起きにくくなってきています。

放射線治療ではピンポイントで多方向から放射線を照射する技術が確立しており、さらに治療機器の改良により正常細胞への照射を抑えることが可能になっています。

また癌の形に合わせて照射範囲を決めることができるトモセラピーや外科的手術のように集中的に放射線を照射できるサイバーナイフなど、最新機器の導入により放射線治療の副作用の危険度は低くなる一方なのです。

副作用や後遺症が心配といった方は受診する病院にどのような放射線治療の機器が導入されているかを確認しておくとよいでしょう。

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