各ステージに応じた最適ながんの放射線治療を徹底研究!
ここでは一般的な放射線治療の副作用と後遺症について説明。利用機器の特性によるリスクの違いについても解説しています。
放射線治療で起こる副作用は正常細胞への照射によって発生し、そのほとんどは照射された部位に起こります。
抗がん剤治療の場合は血液で巡るため全身にダメージを与えますが、放射線治療の場合は基本的にピンポイントで副作用が起きるという点が特徴と言えます。
副作用には治療後すぐに起こる急性放射線障害と半年以上経ってから出現する晩発性放射線障害があります。それぞれどのような症状があるのかを紹介しましょう。
治療中から治療後短期間に現れる副作用です。一過性のもので治療後2~3週間で落ち着くのでそれほど心配することはありません。
治療後半年以上経ってから起きる副作用です。
症状として、
などがあります。症状だけ並べると怖いイメージがあるかもしれませんが確率的には数%と低く生命に関わる重篤な例に発展することはほとんどありません。
放射線治療の副作用は冒頭でも説明したとおり正常な細胞への照射が原因で起こります。
局所療法のため元々全身に与える影響は他の治療法に比べて少ないのですが、最近では技術の進歩によりさらに副作用が起きにくくなってきています。
放射線治療ではピンポイントで多方向から放射線を照射する技術が確立しており、さらに治療機器の改良により正常細胞への照射を抑えることが可能になっています。
また癌の形に合わせて照射範囲を決めることができるトモセラピーや外科的手術のように集中的に放射線を照射できるサイバーナイフなど、最新機器の導入により放射線治療の副作用の危険度は低くなる一方なのです。
副作用や後遺症が心配といった方は受診する病院にどのような放射線治療の機器が導入されているかを確認しておくとよいでしょう。
ステージ4(末期癌)でも諦めない
放射線治療の可能性に迫る
ステージ4であっても、あきらめないでください。がんは克服・完全寛解を目指せます。ひとつの手法としてがん放射線治療の症例を記載しました。治療の助けになればと思います。