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脳腫瘍・脊髄腫瘍・転移がんの放射線治療体験談

6.脳腫瘍・脊髄腫瘍・転移がん 放射線治療

脳腫瘍・脊髄腫瘍・転移がんとは

脳腫瘍は脳から発生する原発性脳腫瘍と他の臓器からがん細胞が転移してきて発生する転移性脳腫瘍の2種類があります。悪性のものだけではなく良性のものもあり、種類によっては5歳の男の子から50歳代の男女まで幅広く症状が現れるのが特徴です。

脳腫瘍の中で最も発生頻度が高いのは神経膠腫で30~50歳代に多く、良性のものと悪性のものがあり、その中でも更に細かく分類されます。続いて発生頻度が高いのが髄膜腫となります。脳を覆っている髄膜にできる腫瘍のことで、特に発症率が高いのは40~60歳代の女性です。

脳腫瘍には他にも下垂体腺腫、神経鞘腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫など様々なものがあります。

それから脊髄に発生する腫瘍は脊髄腫瘍と呼ばれ、特に30代~60歳代に多いのが特徴です。

転移がんに対しても放射線治療が行われることになりますが、どこにがんが転移するかは人によって違いがあるため、転移先によって痛みや頭痛、腹痛、倦怠感など様々な症状が現れます。

下記では、脳腫瘍・脊髄腫瘍などの治療で放射線治療を試みた患者さんやご家族の体験談を紹介しています。

余命2ヶ月の宣告から脳腫瘍が消えました

(脳腫瘍/47歳・男性)

前に手術をした右脳の腫瘍が再発し、医者からは「手術しないと余命は2ヶ月程度だろう」と宣告を受けました。

気持ちがパニックになり、すぐに手術を受けようと考えていたのですが、医者の説明もあやふやで信頼がおけず、知り合いの紹介で強度変調放射線治療(MRT)を受けることにしました。放射線治療を受けてからの身体の変化は、2週間目くらいで平衡知覚がおかしくなりました。他にも、握力が落ちたり視野が狭くなって、更衣室の柱や扉の角によくぶつかったりするように。そんな中、なんとか生き抜き2年ほど放射線治療を受け続け、現在ではほぼ元気な状態に戻ってきていると感じています。気になっていた視野の狭窄は完全に無くなりました。最近の検査でCTを撮ったのですが、驚いたことに、癌が無くなっていて、脳がしっかりと左右対称になっていたのです。医者は「癌が縮み、残りのようなものが脳の頭がい骨の内側に残っている」「リニアックを使った治療法は遅効性だから、それが効いてきた可能性が高い」と言っていました。ダメで元々、絶対に治ると思い続けたことで、迷いもふっ切れて現在の自分があるのだと思います。

脳腫瘍にこそ放射線治療が有効だと思います

(脳腫瘍/年齢不詳・女性)

脳腫瘍の治療には、あらゆる面で医者に高いレベルが要求されると思います。それは治療技術ばかりでなく、心のケアやコミュニケーションといった面でも医師の役割は大きいのです。放射線治療においても、医師がしっかりと説明することで、患者本人が納得して治療を受けることが大切。特に自分の身体を傷つけずに治療が出来る点は、なによりも安心したものです。放射線治療を続けて1つの腫瘍の長さが8mmあったものから3mmまで縮み、今では完全になくなりました。

ピン先のような正確さで腫瘍を治療できるのが放射線治療でした

(脳腫瘍/31歳・女性)

良性の成長が遅い脳腫瘍を患いました。成長が遅いといってもMRI検査をしたところ、少しずつですが確かに腫瘍が成長しているのがわかりました。

治療には脳という部位のこともあり、様々な角度からのまさに細いビームを照射する定位的放射線治療を選択。これは小さな腫瘍および初期の転移に高度に濃縮放射線照射量を送る方法として効果が期待されているとのことでした。治療を続けた結果、いまでは2人の子供を育てながらも大学で学位も取得。活発な人生を歩んでいますく、心のサポートもしてくれるのは、どれほど心強かったことか。

転移癌が発見され、放射能治療と抗がん剤治療を平行しています

(がん転移/58歳・女性)

早期発見で小さな癌がみつかりましたが、センチネルリンパ節生検で転移が確認されました。早速手術で脇のリンパ節を切除。その後の検査でがん細胞が残っていることがわかり、放射線治療を始めることにしたのです。

治療は1週間のピンポイント照射を追加して、6週間行ないました。今では抗ガン剤治療をはじめたところ。癌が転移しても諦めず、あらゆる治療法を試しています。

無理せず、楽をせず、あきらめずに、生きていきます

(がん転移/50歳・男性)

現在はステージⅣ(肺内多発性転移)の腺がんです。がんの宣告を受けたときは、肺門部に3cmのがん&縦横リンパ節に転移していたため手術が出来ない状態でした。他の病院でセカンドオピニオンを受けた時も、放射線&抗がん剤治療しかないと言われたのです。早速入院して放射線治療をしたところ、がん細胞が1.5cmに縮小。同時に2つの抗がん剤投与(1回/3週間)をしています。副作用は下半身しびれ、だるさがありましたが、仕事に復帰することも出来ました。ただ再検したところ胸膜播種、多発性転移になり、余命数ヶ月~14ヶ月と宣告を受けました。でも、それは違うと思うのです。このような宣告は、先生方の治療期間を定める指標に過ぎず「患者の寿命を推測するものではない」と強く思うからです。気持ちに負けたらそれで終わりですから、今年も「笑いと感謝」を忘れず、無理のない程度に楽をせず「折り合いをつけて自分に負けないように」生きています。私が癌になっても、家族や周囲の友人は変わらず接してくれています。がん患者の勉強会で『無理せず、楽をせず、あきらめずに生きましょう』といわれたことが、今では私の生活信条になっています。

職場の仲間たちからの励ましの言葉に勇気づけられました。

(がん転移/48歳・男性)

去年、肺がんの手術を受け2年を迎える目前に骨転移、そして脳に転移していることがわかりました。抗がん剤治療とそれぞれの患部に対し放射線治療を受け、ようやく仕事復帰。それからまた半年目の今年になって再び脳転移。2回目の放射線治療を受け、1ヶ月後のMRI検査で、腫瘍の拡大が認められたのです。

今は手術で切除するか、しばらく様子を見るか?すごく悩んでいます。切除しても、また腫瘍ができる可能性があると思うと、なかなか躊躇して踏み切れません。次はPET-CT検査を受けるので、その結果次第で他に転移がなければ手術を受けようかと考えています。自分ががんになって、職場の仲間たちからの「早く帰ってきてや」といった温かい言葉にとても励まされ、勇気づけられていることに気づきました。前向きにがんと闘っていきたいと思います

名医と出会い3度も放射線治療に救われました

(がん転移/41歳・女性)

15年以上前に私はがん専門病院で胸腺がんと診断されました。心臓の前にある胸腺にできた大きな腫瘍により食道と気管に狭窄が起こり激しい呼吸困難と咳で深刻な状況でした。

こうした中で担当の先生は放射線治療がなぜ有効なのかを丁寧に説明して下さり、大丈夫!治りますという言葉が励みになりました。放射線治療は横になって2~3分の照射を受けるだけで苦しくなったり痛みが出ることもありません。その時はどう効いているかはわかりませんでしたが、数回の照射により私の病状は劇的に改善されました。激しい咳も収まり呼吸も楽になって、あまりの回復ぶりに先生方も驚いたほどです。やがて腫瘍は消失し職場復帰も果たすことができたのですが、その後に2回がんが別の場所に再発転移しました。その度に放射線治療を受け健康を取り戻すことができています。私のようなケースは少ないのかもしれませんが、放射線治療の名医と出会いタイミング良く治療を受けることができたこと、支えてくれた友人や家族に本当に感謝しています。

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